副鼻腔炎(蓄膿症)

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副鼻腔炎(蓄膿症)の原因、症状、そして漢方薬治療法について述べます。

慢性副鼻腔炎(蓄膿)は耳鼻科に5年も10年も行っていても
改善しなくて当店に来る人は多いのですが、
この場合も漢方薬治療は効き目が良いです。

副鼻腔炎(蓄膿症)の原因は?
鼻の中、いわゆる鼻腔の両側には副鼻腔という4つずつの空洞があります。
風邪は上気道炎ですから鼻腔に炎症を起こします、
そしてその炎症が副鼻腔に波及したのが副鼻腔炎です。
副鼻腔に細菌が繁殖して膿が溜まるのが蓄膿症です。


副鼻腔炎(蓄膿症)の症状は?
副鼻腔炎(蓄膿)の症状で一番多いのは鼻づまり(鼻閉)です。
鼻粘膜の浮腫によって起こります。また鼻汁が一杯になったり
慢性炎症による鼻甲介の肥大によっても起こります。
その他、頭痛、頭重、鼻のつけ根の痛みや重い感じ、
ボーっとして集中力や思考力が低下することもあります。


後鼻漏って?
鼻汁はふつう鼻腔に溜まり、溢れて外へ流れでるのですが、
分泌物が少ない時や、膿の溜まる場所によっては
鼻の奥からノドの方に溢れてタンのようになってノドに絡まったり
口から排泄されたりします。これを後鼻漏といいます。
後鼻漏の刺激によるセキによって喘息と間違われることもあります。

慢性副鼻腔炎(蓄膿)からの後鼻漏は
改善しなくて困っている人は多いのですが、
この場合も漢方薬治療は効き目が良いです。

後鼻漏は急性の場合は、効果は早いですが
慢性の場合の効果は、一カ月単位の、ゆっくりの傾向があります。

子供と大人の違いは?
小児とか乳幼児の慢性(蓄膿)副鼻腔炎と大人との違いは
小児とか乳幼児は発病しやすく治りやすい場合が多いです。

良くなるのも悪くなるのも子供さんは早いですね。
大人は慢性化すると、子供よりは治るまで時間のかかる人が多いです。

副鼻腔炎(蓄膿症)の漢方での対応は?
急性(蓄膿)副鼻腔炎では(慢性副鼻腔炎での急性症状のあるときも)
まず、ドンドン排膿させてしまいます。とにかく一度膿を出します。
中には外に排膿するのではなく吸収して代謝する人もあります。
化膿の表側は外に出て、内側は吸収して解毒代謝するのでしょう。

副鼻腔炎(蓄膿)の症状が良くなってから
漢方薬の体質改善を続けます。完治を目指します。
体質改善では半年~1年、長くて2年もあれば大丈夫でしょう。

副鼻腔炎(蓄膿症)の漢方薬の治療はどんな処方を使いますか?
急性(蓄膿)副鼻腔炎では
葛根湯加辛夷川芎や駆風解毒湯、荊防敗毒散、辛夷清肺湯
胃腸の弱い人は小柴胡湯に桔梗石膏や辛夷川芎
または大黄を加えたもの。または、銀翹散など。

慢性(蓄膿)副鼻腔炎で症状がおさまってからは、
荊芥連翹湯や黄耆建中湯などの一年間服用で完全治癒を目指します。
または桂枝茯苓丸、桃核承気湯などを加えることもあります。


鼻たけ(鼻ポリープ)
鼻たけ(鼻ポリープ)は、単発で茎があったり、多数であったり、
鼻腔内に充満するほど大きかったり、さまざまです。

鼻たけが増大し鼻腔をふさぐようになると、鼻づまりや鼻汁が出たり、
嗅覚障害、頭痛などの不快な症状が出現します。

ぜんそくに合併する鼻たけもあります。

鼻たけ(鼻ポリープ)を発生させやすい素因としては、
気管支ぜんそく患者に高率に鼻たけを合併することが知られています。
しかし、くわしい原因はわかっていません。

鼻たけ(鼻ポリープ)にはほとんど慢性副鼻腔炎がみられることから、
鼻たけがあれば、慢性副鼻腔炎も存在すると考えてよいでしょう。

漢方薬治療の実際としては、
アレルギー性鼻炎と慢性副鼻腔炎(蓄膿症)と鼻たけ(鼻ポリープ)とを
区別することが案外重要なのです。
いくつか合併していたり、診断名が間違っていたこともあるからです。


慢性副鼻腔炎(蓄膿症)でお悩みの方は、是非お試し下さい。
まずは1~2ヶ月飲んでみてはいかがですか。症状の改善は早いですよ。

詳しくはお問合せフォームからご質問下さい。


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