子宮内膜増殖症と子宮内膜症に原因と治療法ついて  誠芳園の漢方の特長 ←クリック

子宮内膜症 ←こちらをクリック

子宮内膜症は、婦人科ではホルモン剤で、妊娠状態、もしくは閉経状態にして
悪化しないようにします。
漢方では、排出すべき内膜細胞を積極的に排出しつつ、身体全体の冷えや疲れ、
血流、そして骨盤内環境を良くし、薄紙をはがすように癒着も改善し
子宮も柔らかくなってくるように子宮内膜症の改善を目指します。煎じ薬が効きます。


子宮内膜増殖症
←こちらをクリック

子宮内膜増殖症のご相談は、近年大変多いです。その中で私が強く思うのは
子宮内膜増殖症と診断された皆さんの不安があまりにも大きすぎる事です。
その不安によって状態が悪くなってしまわないかも心配です。
(漢方によって異型細胞が改善され複雑型が単純型に改善されても、
手術をすべきだ、という病院もありますが。。。)
改善されても何故手術をすべきなのかが理解できませんね。

異型細胞が見つかっただけでがんの0期だ、手術だ、というのも理解できませんね。
異型細胞があれば即手術をしなければならないのなら、私達大人は、
体中を手術で摘出になってしまいますよね。

念のために1年か2年に1回くらいの検査をしておけば安心ですね。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


【子宮内膜症】

子宮内膜は、受精卵が着床(妊娠)するベッドのような役割をします。
フカフカのベットをつくるため、子宮内膜では血管が豊富にめぐらされています。
この子宮内膜ほど増殖(細胞分裂)する能力をもつ細胞はめったにありません。
卵胞ホルモンによって増殖しますが、
高温期になると黄体ホルモンが働いて細胞分裂にブレーキをかけます。

本来なら子宮の内側だけに存在するはずの子宮内膜組織が、
子宮の内側以外のところで発生して増殖、活動してしまうのが子宮内膜症です。

現代医学では、閉経まで完治しないといわれます。が。。。。。

1)子宮内膜症の発生しやすい場所
子宮内膜症が最も多く起こるのは卵巣やダグラス窩(子宮と直腸の間のくぼみ)ですが、
全体の3%ほどですが、へそや肺、胃や腸など、骨盤外に子宮内膜ができることもあります。



2)子宮内膜症の病変部分
子宮内膜症細胞はミリ単位の大きさで、パラパラと散らばっていて、
新しいものと古くなって硬くなったものとが混在しています。
また新しいものは、画像診断でも、手術でも見つけることはできません。

病変部分は出血したり痛みや熱を発したり、炎症を起こして、傷ついたりしています。
そして、傷を治そうとする身体の働きによって膜が生じ、癒着が始まります。
癒着の程度や広がりによっては、手術でもはがせない場合もあります。

3)子宮内膜症の症状
月経痛・月経時以外の下腹部痛や腰痛・性交痛・肛門奥の痛みや排便痛・
不正子宮出血やレバー状の血塊・不妊状態などがあります。
9割の人は月経時に強い痛みを訴え、月経時以外でも7割の人が痛みを感じています。
年々症状が強くなるのが子宮内膜症の典型的なパターンです。

その中でも「下腹部痛が強く坐薬などの鎮痛剤が効かない」人が4人に1人もいて、
「激痛で救急車を呼んだ」経験のある人が1割、
反対に、痛みがひどくないため内膜症ではないと思っている人もいます。

4)子宮内膜症の痛みの原因
病変そのものが周囲の組織や神経を傷つけて痛みます。
また、最初はやわらかい病変が、しだいに硬くなるため周囲をひっぱって痛みます。
すると、日常的な腸のぜん動運動やセックスなどの動きでも、痛むことになります。

また、排卵の時の動きで痛んだり、臓器の癒着により引っ張られて痛んだりします。
病変の出血などが腹膜に触れても痛み、また癒着によって血流が減っても痛みます。(虚血による痛み)

子宮内膜症の程度が軽くても、骨盤内の冷えが強いと筋や腹膜は収縮し症状が重い人がいます。
そして、漢方によって身体全体の冷えや血流、そして骨盤内環境を良くすれば
子宮内膜症も痛みも改善されていくものです。

5)不妊状態
卵管と卵巣はつながっていませんから、卵管が自由に動いて卵子をキャッチします。
ところが子宮内膜症になると、癒着によって卵管が閉鎖したり、
卵管の動きがわるくなり、卵子をキャッチしにくくなります。
そのほか、排卵の障害、卵胞の発育異常、着床の準備不足などで不妊になるのではと考えられます。

不妊治療、特に、注射タイプの排卵誘発は、子宮内膜症を悪化させる可能性が大きく
また、開腹手術や腹腔鏡も、新たな癒着をつくる可能性があります。
漢方医学では「気」「血」「寒」などの異常による骨盤内の環境劣化を重要視します。

■子宮内膜症の主な種類

A)腹膜子宮内膜症
腹膜や臓器の表面に発生する最も一般的な子宮内膜症です。
腹腔内に、赤色や赤紫色のミリ単位の子宮内膜組織が無数に散らばり癒着しやすい。
若い病変は、手術でお腹の中を実際に見ないと画像では診断できません。
B)卵巣チョコレート嚢胞
卵巣の内部に発生し、病巣が袋をつくり、その中に出血した血液が溜まってきます。
嚢胞ができますが、この嚢胞にたまった血液が古くなってチョコレート色に変色します。
たいていは腹膜病変も共存しています。平素は3センチほどの卵巣が巨大化し、
5~6センチで破裂して、突然激痛におそわれることもあります。
手術をしても腹膜子宮内膜症・深部子宮内膜症・子宮腺筋症がある場合、痛みは残ります。
C)深部子宮内膜症
腹膜の表面から少し埋もれた状態で発生しています。
子宮と直腸が癒着したダグラス窩の奥に発生していることが多いようです。
ダグラス窩子宮内膜症
・ダクラス窩(子宮と直腸のくぼみ)に子宮内膜症ができたものを指します。
・子宮と直腸が癒着し、かなり進行した状態で重症です。
・ダグラス窩に病巣ができると、排便痛や性交痛がきつくなります。
D)子宮腺筋症
子宮筋層内に発生します。部分的に盛り上がるものと、子宮筋層全体に入り込んで広がり、
子宮がだんだん大きくなるものがあります。子宮筋腫との区別は難しいです。
月経痛は強くて、陣痛に匹敵するほどのこともあります。
月経量も多くなるために慢性の貧血になる場合があります。

【子宮内膜症の治療】
子宮内膜症は、現代医学ではどんな治療をしても閉経までは完全に治ることはない、
「再発性の慢性疼痛疾患」とされています。そのため、子宮内膜症治療の目標は、
「症状をできるだけ緩和すること」になります。

ホルモン剤には、体を閉経と同じ状態にする方法(偽閉経療法)と、
妊娠に近い状態にするピルを服用する方法(偽妊娠方法)の2つがあります。
なお、肝臓病や心臓病、また血栓のできやすい人は注意が必要です。

子宮内膜症は、程度がひどくても症状は軽い人もいれば
程度が軽くても症状が重い人もいます。
その理由を考えると、子宮内膜症をホルモンだけで見るのではなく
身体全体の冷えや血流なども重要ですから、
漢方薬治療がより良いはずです。

子宮内膜症に対して漢方薬は、低容量ピルと同等かそれ以上の治療効果があると考えます。
子宮内膜症と不妊症を合併している人は、
漢方薬によって子宮内膜症を良くするだけで、めでたく妊娠した人もいます。

漢方薬によって完治にまでいたらない場合でも、閉経までコントロールすれば
その後、異所性内膜での出血はおこりませんから、自然によくなって行きます。

●子宮内膜症は静脈血の鬱血した状態で、漢方では瘀血といいます。
そして、瘀血の治療法を「活血化瘀」といいます。
●代表的な漢方薬として、
桃核承気湯、通導散、芎帰調血飲第一加減、桂枝茯苓丸、温経湯、折衝飲など。
●病変の程度によって西洋薬と漢方薬を使い分ける考え方もありますが、
程度に関係なく、西洋薬の併用有無に関係なく漢方薬をすすめています。
重症の人には、やはり煎じて飲む煎じ薬の方がおすすめです。

●漢方薬の効果は1ヵ月後か2ヵ月後の生理の時に
体感することが多いようです。
まずは2~3ヶ月飲んでみてはいかがですか。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


【子宮内膜増殖症】

子宮内膜増殖症は子宮内膜の増殖が過剰に起こったものですが、
子宮内膜増殖症は子宮内膜症とは異なる病気です。


「受精卵のベッド」ともいわれる子宮内膜は(卵胞ホルモンによって)
排卵が起こる前までに増殖して、ある程度肥厚してきます。
その後排卵が起こり、卵巣内に形成された黄体から黄体ホルモンが分泌されます。

黄体ホルモンは、
肥厚してきた子宮内膜の肥大を中止させ、子宮内膜の粘液分泌を促します。
この様な状態が2週間程続くと、黄体が衰退し黄体ホルモン分泌が中止され月経が起こるのです。
毎月の月経で、うまく子宮内膜をはがしておそうじしていますが
子宮内膜のそうじは、いつも完璧にいくわけではありません。

子宮内膜細胞のエストロゲン(卵胞ホルモン)に対する感度が強すぎると、
増殖が過度となって子宮内膜も異常に厚みを増してしまうことになります。
また排卵が起こらず卵胞ホルモンの分泌が長く続くと子宮内膜は剥がれ落ちず、
肥厚しつづけ、子宮からの不正出血を起こすこともあります。
このように子宮内膜が異常に厚みを増した状態を「子宮内膜増殖症」といいます。

原因としては、ホルモンバランスの乱れとされますが、
肥満や月経異常、月経不順、多嚢胞性卵巣症候群または
閉経後のホルモン補充にエストロゲン剤の単独服用なども原因としてあげられます。

私は、これらのホルモンバランスの乱れの原因は、身体全体の問題だと思うのです。
身体の冷え、疲れ、ストレス、過度の心配や不安、血液循環、夜更かしなどなど。
身体全体の、体内環境のバランスの乱れがホルモンバランスの乱れの原因になる。

【子宮内膜増殖症の種類】

子宮内膜増殖症を細胞異型の有無から二つに分類しそれぞれを腺構造の所見から
さらに二分し4種に区分する方法は日本でも1996年から採用されている。

A) 子宮内膜増殖症
細胞異型を伴わない子宮内膜腺の過剰増殖をいう。
 1) 単純型子宮内膜増殖症
  細胞異型を伴わない子宮内膜腺の過剰増殖からなり,腺は増殖期内膜腺に類似する。
  腺の拡張を伴うことが多く,通常内膜間質の過剰増殖を伴う。
 2) 複雑型子宮内膜増殖症
  細胞異型を伴わない子宮内膜腺の過剰増殖からなり,
  腺の形態は著しく複雑で,腺の密度は高く,腺の極性は乱れている

B) 子宮内膜異型増殖症
細胞異型を伴う子宮内膜腺の過剰増殖をいう。
 3) 単純型子宮内膜異型増殖症
  細胞異型を伴う子宮内膜腺の過剰増殖からなり、
  腺の形態は正常内膜腺に類似するか,あるいは拡張している
 4) 複雑型子宮内膜異型増殖症
  細胞異型を伴う子宮内膜腺の過剰増殖からなり,
  腺の形態は著しく複数で,腺の密度は高く,腺の極性は失われている

各種増殖症を1年以上約17年間の経過をみた学会発表があります。
子宮体癌に進展していた例数。
 ①単純型子宮内膜増殖症 88例中1例、1.1%
 ②複雑型子宮内膜増殖症57例中2例、3.5%
 ③単純型子宮内膜異型増殖症12例中1例、8.3%
 ④複雑型子宮内膜異型増殖症14例中3例、21.4%
子宮体癌に進展する確率は子宮内膜増殖症でない場合と比べて
①、②、③では心配することはないと思いますが一応は定期検査をしておきたいです。
当然④の「異型のある」子宮内膜増殖症には経過をみる注意が必要ですが
漢方によって ④が③や②になることも多いです。

【子宮内膜増殖症の検査】

子宮内膜増殖症の検査としては内膜細胞診と内膜組織診とがあります。
癌化するのは、異型細胞のないものでは少ないのですが、
異形のあるものは、異型細胞のないものよりも多い、といわれます。
なかでも閉経後の方は定期的な検査をしておく方がよいようです。

くれぐれも、過度の心配や不安はいけませんよ。

【子宮内膜増殖症の治療】
治療は、軽いうちはピルや黄体ホルモンを使って厚くなった子宮内膜をはがしたり、
子宮内膜のそうは手術によって子宮内を物理的におそうじをし
異型性がでてきたら、年齢によっては子宮をとる手術をします。とされていますが
私は漢方薬をお勧めしています。

【子宮内膜増殖症の漢方治療】
子宮内膜増殖症の漢方薬は、それぞれの体質に合わせて、相当よくすることができます。

●子宮内膜増殖症は静脈血の鬱血した状態で、漢方では瘀血といいます。
そして、瘀血の治療法を「活血化瘀」といいます。
その他、個人個人の身体の冷え、疲れ、ストレス、血液循環などに対応します。

●代表的な漢方薬として、
桃核承気湯、通導散、きゅう帰調血飲第一加減
桂枝茯苓丸、温経湯、折衝飲などなど。

●病変の程度によって西洋薬と漢方薬を使い分ける考え方もありますが、
程度に関係なく、西洋薬の併用有無に関係なく、漢方薬をおすすめしています。
漢方薬の効果判定は、3ヶ月~6ヶ月もあれば大丈夫ですよ。

お勧めは、免疫を良くするものと漢方薬の併用です。
気になるお値段は
漢方薬だけで、1ヶ月19,500円です。
漢方薬と免疫の錠剤の併用で1ヶ月35,700円~です。


詳しくはお問合せフォームからご質問下さい。


このページのトップへ

Copyright (C) 2004 Seihouen All Rights Reserved.