慢性膵炎、急性膵炎の症状、原因と治療法

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明らかに膵炎の症状があっても血液検査や画像診断では膵炎とは言えない。
と言われて困っている人は案外多い。なぜそうなのかは後述の膵炎の診断で記します。
そんな場合でも漢方は副作用もなく効きますからおすすめです。

急性膵炎、慢性膵炎の痛みに対して、病院のおクスリで治療効果のない場合でも
漢方薬はすみやかな効果があります。


膵炎の治療をしていても、ひどい痛みのために寝れないとか、
食べると痛みがひどくなるために食べれないというような状態でも
漢方薬では数日で効果が見えることが多いのです。

漢方薬は膵炎の痛みの改善だけではなく、
末期でない限り、病態の改善も目標にしています。

まずは急性膵炎、慢性膵炎の症状、原因、そして治療法について述べます。

「急性膵炎の症状」
急性膵炎の症状は、食後に突然起こる上腹部の激痛(胃痙攣)。
その痛みは背中、上腹部の左やわき腹左肩へまで広がるのが特徴です。
激しく吐き続け、血液まで吐くこともあり、冷汗や血圧低下などショック症状や
時には緊急の救命処置が必要になります。

急性膵炎の多くは急性間質性(浮腫性)膵炎で一般的に軽症ですが、
急性出血性(壊死性)膵炎の場合、死亡率は高くなります。

「急性膵炎の原因」
急性膵炎の原因は、
ほとんどが過労やストレス、夜更かし、暴飲暴食、胆石などです。

膵液の大量分泌や細菌感染などにより、
膵臓の出口がふさがれ膵液がスムーズに流れなくなり、
酵素が膵臓の中で、膵臓自体を消化してしまい、炎症が起こります。

「膵臓痛」
膵臓の痛みの度合いは、急性膵炎のような激痛から鈍痛までさまざまで、
上腹部のあたりがジクジク痛むなどの鈍痛が2、3日続くこともあります。

消化吸収障害(下痢など)、糖尿病の合併などもあり、
患者さんの苦痛と不安は大変なものです。
膵臓痛などの症状は、鎮痛剤が効きにくい。
漢方のほうが早く効くと思います。

「慢性膵炎」
膵臓に繰り返し炎症が起こり、肝硬変と同じ様に細胞が壊されて、
膵臓全体が硬くなって萎縮し膵臓の本来の働きが失われるのを「慢性膵炎」。

急性膵炎の後だけでなく、初めから慢性膵炎の状態で発病することもあります。

「慢性膵炎の症状」
慢性膵炎の症状は、腹痛、体のだるさ、食欲不振、下痢などがあります。
稀に痛みのないこともありますが、約80%の人は腹痛を訴えます。

痛みが食事のすぐ後だけではなく、時には12~24時間後にも起こることもあります。

「慢性膵炎の原因」
慢性膵炎の原因は半分以上がアルコール性(アルコール性膵炎約67%)で
脂肪の多い食事の摂り過ぎや、過度のストレス、胆石性膵炎(約3%)などがあります。

しかし、原因が分からない慢性膵炎(特発性膵炎約20%)も多く存在し、
稀に膵損傷、高脂血症、副甲状腺機能亢進症などがあります。

「慢性膵炎の代償期」
まだ膵臓に石灰化や線維化がなく、十分膵臓の機能が維持できる時期です。
出来れば代償期のうちに、なんらかの治療を始めて欲しいと思います。

「慢性膵炎の非代償期」
膵臓が広範囲に破壊され膵臓組織の石灰化、線維化が進み、
治療をしても膵臓の機能が回復しないとされる時期です。

この時期になると痛みは少なくなり、膵臓の機能が低下し、体重も減っていきます。

消化酵素の分泌が低下し、消化吸収障害がまず脂質から現れ(脂肪下痢)、
次いで蛋白質の消化機能の低下がみられます。糖質の消化吸収障害は少ないです。

「膵臓の働き」
①食物の消化酵素を含んだ膵液を、十二指腸に分泌する働き。
  消化酵素には(炭水化物を分解するアミラーゼ、たんぱくを分解するトリプシン、
  脂肪を分解するリパーゼ)などがあります。

②「インスリン」や「グルカゴン」を血液中へ分泌して、血糖を調節する働き。
  「インスリン」は血糖を下げ、「グルカゴン」は血糖を上げます。

「糖尿病」
慢性膵炎が進行し、膵外分泌組織の線維化が高度になると
血糖を下げるインスリンだけではなく、
血糖を上昇させるグルカゴン分泌も低下し、膵性糖尿病が発症します。

その結果、高血糖や低血糖になりやすく、血糖のコントロールが非常に困難です。
血糖コントロールの目標をやや高めに設定し、各食事直前に超速効型のインスリンと
眠る前に持続型インスリンでコントロールするのが一般的です。

高血糖が持続すると、神経、目、腎臓などの機能障害を合併してきますが、
通常の2型糖尿病に比べると、糖尿病合併症の頻度は低いようです。
一方、低血糖の重症では意識障害もあり、重症例では、死に至ることもあります。

「慢性膵炎の診断(血液検査)」
血液中の膵酵素(アミラーゼやリパーゼなど)は高値とは限りません。

超音波やCTなどで、膵臓の線維化や膵石の有無を調べますが
画像診断で異常が見つかった時には病態はかなり進行している場合が多いです。
慢性膵炎で一般的に行われる血清アミラーゼ、トリプシン、リパーゼ等々の酵素の検査では、
異常があっても正常を示すことが多々あり、確実な診断が出来ないことがあります。

膵臓で産生される2種類の酵素、アミラーゼとリパーゼの血中濃度は、たいていの場合、
急性膵炎の発症初日に上昇しますが、その後3日から7日で正常レベルに戻ります。

また血清アミラーゼはアルコール性膵炎、特に慢性膵炎の急性増悪では上昇しにくく、
高脂血症の場合にも血清アミラーゼ、血清リパーゼが正常~低値となることがあります。

発症後の異常値持続期間が最も短く、1~2日程度で急速に低下します。

急性膵炎の発症2日以降の晩期診断には半減期の長いエラスターゼ1やトリプシンが適します。
特にエラスターゼ1は発症1週間後でも異常高値を示します。

ところで、急性膵炎では死亡率の高い重症例を早期に識別し対応する必要があり、
PLA2やトリプシンインヒビター(PSTI)は膵炎の重症度の判定に用いられます。


「膵炎の食事療法」
1. 禁酒・禁煙
2. 脂っこい食事を控える(脂肪30~40g/日以下)
3. 腹一杯食べない(腹6~8分目とする)
4. コーヒーを止める
5. 香辛料・炭酸飲料などを制限する

アルコール性慢性膵炎の予後は、他の慢性膵炎に比べると悪いので、禁酒が重要です。
毎日腹痛があるような患者さんは、「絶対禁酒」です。

超音波検査で大きな異常がなく、腹痛も全くないなら、
月1回、乾杯のビール1杯は大丈夫です。
飲酒が「たまの過量」や「毎日」になるのなら、最初から「禁酒」すべきです。

腹痛が激しい場合は、脂肪だけではなく蛋白も0.5~0.8g/kg体重に制限します。
急性増悪を繰り返す場合、
1回の食事量を少なくし、回数を1日に4~5回摂取するようにしましょう。

「慢性膵炎の治療法」
慢性膵炎は進行性の疾患ですから、進行をくいとめるのが第一です。
でも私は進行をくいとめるだけではなく、
少しずつでも改善していくことを目標にしています。

ストレスや疲労は膵液の分泌を高め、傷ついた組織の回復を遅らせます。
規則正しい生活を心がけ、心身の過労を避けて休息を十分とりましょう。

膵臓に負担をかけない生活をすることが大切です。
また、適切な消化剤の服用も必要になります。

「急性膵炎、慢性膵炎の漢方薬治療法」
漢方薬でも、やはり、まずは膵炎の痛みを緩和することですが、
対症療法ではなく、続けて服用していけば根本治療に近いと思います。


すなわち、下記の病態の改善を目標にします。

 ①Oddi筋を弛緩させる漢方処方を用いて、膵管・胆管内圧を低下させ、
 ②膵臓組織の線維化を駆オ血剤によって改善する。
 ③慢性膵炎では上部小腸内のpHが上がらない場合、漢方薬によって
  胃酸分泌を抑制し、消化酵素が失われないようにします。

 胃酸分泌の抑制は、
 慢性膵炎にしばしば合併する消化性潰瘍の疼痛に対しても有効です。

漢方薬は上記のような作用のある生薬の組み合せ、または漢方処方をベースにして
次に個人個人の体質や症状に合わせています。

漢方薬は1日分が650円です。煎じ薬でも粉薬でも大丈夫です。
コストが大丈夫でしたら、できれば
ミネラルの多い健康食品もおすすめしています。1箱14,500円です。

痛みのつらい方は早くて数日、おそくても15日で効果判定できます。

                  (念のためですが、生活養生は絶対条件です。)

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