アレルギー性鼻炎・花粉症と血管運動性鼻炎

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アレルギー性鼻炎,花粉症,血管運動性鼻炎,通年性鼻炎などの対策、症状、原因と漢方薬治療法について述べます。

花粉症
花粉症に『誠芳園の漢方薬』は速効性があります。
ほとんどの人は1から2回飲めば効果が分かります。
遅くても3日かかる人はめったにいません。


ただし、胃の弱い人や心臓の良くない人には漢方処方を変えますので
もう少し時間がかかることがあります。
体を冷やす冷たいものや甘いもの、自動販売機のものは控えてください。
漢方薬代は1日分650円(税込)です。

私自身がひどい鼻炎でした。
私自身が重症の鼻炎でした。(現在では95%は治っていますが) 

当時の私の朝は1年中ティッシュの山づくりから始まりました。
日なたから日陰に入るだけで、温度差によってクシャミの連続。

鼻水も、「これだけの量がどこからでてくるんだろう」と不思議なほどで、
学生の頃は、授業中でも、ビィーンビィーンと鼻をかんでいました。
カゼのひき始めも、治ってからも、鼻づまりで鼻声に。

でも面白いことに、スポーツで運動中には鼻の症状は全くでなかったんです。
皆さん、何故だと思いますか?

アレルギー性鼻炎の症状
1. くしゃみ、鼻水、鼻粘膜蒼白(アレルギー性鼻炎の寒証型)
寒い風に当たるとか、クーラーで冷えた部屋にいると悪化し、温まると軽くなる。

2. 鼻閉、鼻粘膜発赤、腫張(アレルギー性鼻炎の熱証型)
温かい部屋に入るとか、寝てフトンで体が温まると症状が強くなり、
冷たい空気を吸うと軽くなる。
この数年前から痒みを訴える人が増えています。

また、アレルギー性鼻炎を
季節性のものと通年性の1年中のものに分けることもあります。


アレルギー性鼻炎、花粉症、血管運動性鼻炎はいずれも
くしゃみ、鼻水、鼻づまりを3大症状とする鼻粘膜過敏症です。
最近は痒みも考慮しなければなりません。

これらの病態をキチンと識別することから適切な処置ができます。

アレルギー性鼻炎と花粉症はアレルギー性で
血管運動性鼻炎(通年性鼻炎)は、非アレルギー性の疾患です。


もちろん、アレルギー性鼻炎と血管運動性鼻炎が重複することもあります。

アレルギー性鼻炎の原因
アレルギー性鼻炎は抗原抗体反応から始まります。
アレルギー性鼻炎の抗原(アレルゲン)には次のようなものがあります。

 1、ハウスダスト-約70%はヒョウダニが代表でその他ペット、植物、食物、細菌、カビ
 2、花粉 -鼻アレルギーの20~30%→これが花粉症といわれます。
 3、真菌 -鼻アレルギーの約5%
 4、その他、職業性抗原や、牛乳、ソバなどの食物

  気管支喘息やアトピー性皮膚炎を合併している人も多く、
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の約70%はアレルギーに関与しているとも言われます。

血管運動性鼻炎の原因
血管運動性鼻炎の症状はアレルギー性鼻炎とよく似ていますが
アレルギーではなく、特定の抗原(アレルゲン)もありません。

血管運動性鼻炎はほんのすこしの軽い刺激によって反応、
ことに温度差に対して鼻粘膜が過敏に反応する。

副交感神経の緊張亢進によって血管の透過性亢進や浮腫を生じ、
鼻水の分泌亢進や鼻づまり、クシャミを起こすと考えます。


アレルギー性鼻炎と血管運動性鼻炎の原因と症状

アレルギー性鼻炎 血管運動性鼻炎
成因 アレルギー 自律神経異常、鼻粘膜過敏
年齢 小児に多い 成人が多い
症状 典型的で激しい
しばしば眼の症状
典型的でない(変動しやすい)
鼻水、鼻閉が多い
眼症状少ない
鼻粘膜 蒼白が多い 暗赤色、青紫色が多い
鼻汁 水性で多量 粘性、時々水性多量


花粉症
花粉症のひどい人では、全身のあらゆる粘膜に症状がでます。
花粉症では呼吸するのも苦しく、仕事を休む人もいるくらいです。
成人になって始めて花粉症になり、以後ずっと花粉症で悩まされる人もいます。

私はこう考えます。
(外因は外からの原因、 内因は体内環境)
外因は変化(病気)の条件であり、内因は変化(病気)の根拠です。
外因は内因を通して始めて変化(発症)すると考えます。
外因である抗原があっても、内因が大丈夫なら
アレルギー性鼻炎や花粉症は発症しない。と考えるのです。


同じ量の花粉にさらされても、発症する人としない人がいるのは
内因すなわち、体質の差といえましょう。

漢方では
表に出ている症状から、身体の中の状態、すなわち病態をみつめて対応します。

症状からは「寒証」と「熱証」の差はあるものの
その下地には漢方でいう「水毒」そして、ときおり「瘀血」があります。


水毒とは・・・
体質改善とは便利な言葉で、よく使われますが、
問題は、どのような体質が、どうなれば改善か ということでしょう。

みなさんにも思い当たることはないでしょうか。
多量の水分またはビールを2リットル飲んでも
よく尿に出る人もいれば、ほとんどトイレに行かない人もいますよね。

飲んだ水分はどこに行ったのでしょうか。

また、スポーツをして汗をかいていると鼻炎の症状は出ませんね。
(そのあとすぐに汗をふかないと、汗で身体が冷やされて
テキメンに鼻炎の症状がでます。)
漢方ではこのように水はけの悪い体質を水毒体質といいます。

体内の余分な水が粘膜に移行し
クシャミ、鼻水、鼻閉、涙、かゆみなどの症状につながると考えます。
そこのところを改善し、体内の余分な水の偏在を正します。
直接、水毒を、すみやかに正す漢方処方を選びます。


寒熱と治療
寒熱は鼻炎の症状にダイレクトに影響を与えますから、
15分程度で症状をよくするためには、寒熱の判定が大切です。
あたためるべきか、冷やすべきか、それが重要な問題です。

食養生は大切です。
身体を冷やすもの、甘いもの、果物、缶ジュース、
缶コーヒー、缶コーラなどはひかえましょう。

最初に述べましたが、私のひどい鼻炎は95%は治っています。
残りの5%が治らない原因は重々わかっています、それは少々多量のビールです。

甘いものや果物、缶コーヒーはへらせても、晩酌のビールはやめられません。
1日のくぎりですし、美味しいですもんね。

漢方薬治療法
鼻炎の漢方薬は即効性があります。
〔私は経験上、松葉エキスの併用をお薦めしています〕
早い人で5分以内、約80%の人は7日もあれば効果を感じるはずです。

もしも、14日間も服用して効果がなければ、
その漢方薬は無効と判定して漢方処方を変えます。
ここが大切な点てす。

非常に難治性の場合で、煎じ薬にして始めてスカッと効果のあった人もいました

症状に対しては
◇小青竜湯
◇苓甘姜味辛夏仁湯
◇麻黄細辛附子湯
◇麻杏甘石湯
◇葛根湯加辛夷川芎
◇辛夷清肺湯 

最近は、小青竜湯ではナカナカ効果が出ないですね。
小青竜湯で効果が出るのは、症状の軽い人か、ちっちゃな子供さんくらいでしょうか。


   それでもすこし工夫をすれば、漢方薬には即効性があるんです。
   症状がよくなったあとに、体質改善として、完治を目標に服用を続けます。

体質の改善としては
◇苓桂朮甘湯
◇六君子湯
◇当帰芍薬散
◇防已黄耆湯
◇九味檳榔湯
◇八味丸
◇黄耆建中湯
などが選ばれます。
  日本漢方は漢方方剤は単方で、という考えが多いですが
  私共ではむしろ二方三方を合わせる事の方が多いです。
  単方でも合わせても金額は同じにしています。
  効果も良いですね。

まずは14日間飲んでみてはいかがですか。
その前に、鏡で鼻の穴の中を見て、鼻粘膜の浮腫や色を見ておいて下さいね。


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