誠芳園の漢方の特長 ←クリック
アレルギー性鼻炎,花粉症,血管運動性鼻炎,通年性鼻炎などの
対策、症状、原因と漢方薬治療法について述べます。
花粉症
花粉症に『誠芳園の漢方薬』は速効性があります。
ほとんどの人は1から2回飲めば効果が分かります。遅くても3日ですね。
ただ、重症の人は服用量を増やしてですが
効果判定は7日もあれば良いと思います。
ただし、胃の弱い人や心臓の良くない人には漢方処方を変えますので
もう少し時間がかかることがあります。
体を冷やす冷たいものや甘いもの、自動販売機のものは控えてください。
漢方薬代は1日分650円(税込)です。
アレルギー性鼻炎は、抗原(アレルゲン)のある季節性のものと
通年性で1年中の血管運動性鼻炎に分けます。
もちろん、アレルギー性鼻炎と血管運動性鼻炎が重複することもあります。
アレルギー性鼻炎、花粉症、血管運動性鼻炎はいずれも
くしゃみ、鼻水、鼻づまりを3大症状とする鼻粘膜過敏症です。
最近の花粉症は痒みも考慮しなければなりません。
アレルギー性鼻炎の原因
アレルギー性鼻炎の抗原(アレルゲン)には次のようなものがあります。
1、ハウスダスト-約70%はヒョウダニが代表でその他ペット、植物、食物、細菌、カビ
2、花粉 -鼻アレルギーの20~30%→これが花粉症といわれます。
3、真菌 -鼻アレルギーの約5%
4、その他、職業性抗原や、牛乳、ソバなどの食物
アレルギー性鼻炎の症状
1. くしゃみ、鼻水、鼻粘膜蒼白(アレルギー性鼻炎の寒証型)
寒い風に当たるとか、クーラーで冷えた部屋にいると悪化し、温まると軽くなる。
2. 鼻閉、鼻粘膜発赤、腫張(アレルギー性鼻炎の熱証型)
温かい部屋に入るとか、寝てフトンで体が温まると症状が強くなり、
冷たい空気を吸うと軽くなる。
この数年前から痒みを訴える人が増えています。
血管運動性鼻炎の原因
血管運動性鼻炎の症状はアレルギー性鼻炎とよく似ていますが
アレルギーではなく、特定の抗原(アレルゲン)もありません。
血管運動性鼻炎はすこしの軽い刺激によって反応、ことに温度差に対して
鼻粘膜が過敏に反応するし、血管の透過性亢進や浮腫を生じ、
鼻水の分泌亢進や鼻づまり、クシャミを起こすと考えます。
私自身がひどい鼻炎でした。
一年中の血管運動性鼻炎です。
私自身が重症の鼻炎でした。(現在では95%は治っていますが)
当時の私の朝は1年中ティッシュの山づくりから始まりました。
日なたから日陰に入るだけで、温度差によってクシャミの連続。
鼻水も、「これだけの量がどこからでてくるんだろう」と不思議なほどで、
学生の頃は、授業中でも、ビィーンビィーンと鼻をかんでいました。
カゼのひき始めも、治ってからも、鼻づまりで鼻声に。
でも面白いことに、スポーツで運動中には鼻の症状は全くでなかったんです。
皆さん、何故だと思いますか?
花粉症
花粉症のひどい人では、全身のあらゆる粘膜に症状がでます。
花粉症では呼吸するのも苦しく、仕事を休む人もいるくらいです。
成人になって始めて花粉症になり、以後ずっと花粉症で悩まされる人もいます。
私はこう考えます。(外因は外からの原因、 内因は体内環境)
外因は変化(病気)の条件であり、内因は変化(病気)の根拠です。
外因は内因を通して始めて変化(発症)すると考えます。
外因である抗原があっても、内因が大丈夫なら
アレルギー性鼻炎や花粉症は発症しない。と考えるのです。
同じ量の花粉にさらされても、発症する人としない人がいるのは
内因すなわち、体質の差といえましょう。漢方ではこの内因を改善します。
症状からは「寒証」と「熱証」の差はあるものの
その下地には漢方でいう「水毒」そして、ときおり「瘀血」があります。
水毒とは・・・
体質改善とは便利な言葉で、よく使われますが、
問題は、どのような体質が、どうなれば改善か ということでしょう。
みなさんにも思い当たることはないでしょうか。
多量の水分またはビールを2リットル飲んでも
よく尿に出る人もいれば、ほとんどトイレに行かない人もいますよね。
飲んだ水分はどこに行ったのでしょうか。
漢方ではこのように水はけの悪い体質を水毒体質といいます。
体内の余分な水が粘膜に移行し
クシャミ、鼻水、鼻閉、涙、かゆみなどの症状につながると考えます。
そこのところを改善し、体内の余分な水の偏在を正します。
直接、水毒を、すみやかに正す漢方処方を選びます。
食養生は大切です。
身体を冷やすもの、甘いもの、果物、缶ジュース、
缶コーヒー、缶コーラなどはひかえましょう。
最初に述べましたが、私のひどい鼻炎は95%は治っています。
残りの5%が治らない原因は恥ずかしながら少々多量のビールです。
甘いものや果物、缶コーヒーはへらせても、晩酌のビールはやめられません。
1日のくぎりですし、美味しいですもんね。
漢方薬治療法
鼻炎の漢方薬は即効性があります。
〔私は経験上、松葉エキスの併用をお薦めしています〕
早い人で5分以内、約80%の人は7日もあれば効果を感じるはずです。
もしも、14日間も服用して効果がなければ、
漢方薬の量を増やすか、無効と判定して漢方処方を変えます。ここが大切な点てす。
症状に対しては
◇小青竜湯
◇苓甘姜味辛夏仁湯
◇麻黄細辛附子湯
◇麻杏甘石湯
◇葛根湯加辛夷川芎
◇辛夷清肺湯
最近は、小青竜湯ではナカナカ効果が出ないですね。
小青竜湯で効果が出るのは、症状の軽い人か、ちっちゃな子供さんくらいでしょうか。
それでもすこし工夫をすれば、漢方薬には即効性があるんです。
症状がよくなったあとに、体質改善として、完治を目標に服用を続けます。
体質の改善としては
◇苓桂朮甘湯
◇六君子湯
◇当帰芍薬散
◇防已黄耆湯
◇九味檳榔湯
◇八味丸
◇黄耆建中湯
などが選ばれます。
日本漢方は漢方方剤は単方で、という考えが多いですが
私共ではむしろ二方三方を合わせる事の方が多いです。
単方でも合わせても金額は同じにしています。効果も良いですね。
まずは14日間飲んでみてはいかがですか。
その前に、もしも可能でしたら
鏡で鼻の穴の中を見て、鼻粘膜の浮腫があればその色も見ておいて下さいね。