がんの手術は成功 ?抗がん剤は?

がんの手術が成功し「腫瘍は全て取り切りました」と聞くと、
多くの患者さんやご家族は「これで終わりだ」と安心されるかもしれません。
しかし、手術で取り除けるのは、目にみえる「がんの塊」だけです。
顕微鏡レベルの小さながん細胞が体内に残っている可能性があります。

大人では、毎日3千~5千は生まれているとされるがん細胞に対して
数千億もの免疫細胞が体中を巡回して、がん細胞をやっつけてくれているのです。
この免疫力を低下させないためにも、いい日々を過ごすことが大切です。

がん手術後の再発率とその対策
手術が成功したとしても、がんが再発する可能性はゼロではありません。
実際、手術だけで治療を終えた場合、5年以内に再発する確率は
がんの種類や進行度によりますが、約30〜50%と報告されています。

たとえば、日本癌治療学会のデータでは
大腸がんでは術後5年以内に約20〜30%が再発すると報告されています
それは、目に見えないくらいの小さながん細胞が残っているだけではなく
「がんを育てた土壌」は改善されていないからです。

がんを育てる土壌とは?
がんは日常生活による体全体の環境に影響されます。例えば、
・免疫力の低下:がん細胞を攻撃する力が弱いと、残ったがんが再び増殖する
・炎症や血流異常:慢性的な炎症や悪い血液と血流が、がん細胞の成長を助ける
・生活習慣:高糖質食や運動不足、そしてストレスはがんの成長を促進する
 これらが「がんを育てる土壌」となり、がんの再発リスクを高めます。

そこでお勧めしたいのは、免疫療法(自分の免疫でがんを抑える)、
血液の浄化、生活習慣の改善(食事、運動、ストレス管理)などです。
ライフスタイルの改善や代替療法が再発リスクを下げる多くの研究があります。
がんを本当に克服するためには、土壌まで整えることが大切なのです。

術後の生活習慣改善が重要
1. ストレス管理をする

がんの手術後は、患者さんだけでなく家族にも精神的な負担がかかります。
慢性的なストレスは免疫力を低下させ、がんの再発リスクを高めます。

かつて「一人の生命は地球よりも重い」といわれたことがありました。
しかし、「人の生命よりも大切なものは、その生命を生きる精神(こころ)である」と私は想うのです。
生命よりも大切なものに気付くと、生きていることが嬉しくなります。
あなたのすぐ目の前に、体調が悪くなればいっしょに悲しんでくれる人、
検査値が少しでも良くなれば手をとって喜んでくれる人がいるはずです。

「ああ自分ひとりで病気になって苦しんでいるのではないんだなあ、
周囲の者も一緒になって病気と闘っているんだ」と気付いて、その環境に
少しでも喜びと感謝の思いをいだいた瞬間から、すべての循環がよくなり免疫力も高まります。

ウソでも良いので「ごきげんさんに過ごす」、面白くなくてもニッコリ笑って、
感謝をもってプラス発言を増やしましょう。例えば「ありがとう」はなかなか良い言葉です。
1日10回はニッコリ笑って「ありがとう」ですね。

2. 適度な運動を習慣化する
適度な運動は免疫力を高め、がんの再発リスクを下げるというデータもあります。
・1日30分以上の有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)
・筋トレを週2回以上
・ストレッチやヨガで体の柔軟性を維持し、ストレスを軽減
たとえば、乳がんの患者を対象にした研究では、週150分以上の適度な運動を行うことで
再発リスクが40%低下したと報告されています(JAMA Oncology, 2017)。
大切なことは、運動をしていない人は最初から頑張り過ぎない、1日2分の柔軟を朝と夜からです。
もの足りない程度から始めて少しずつ増やすことです。

3. 良質な睡眠を確保する
睡眠不足や不規則な生活は免疫力を低下させ、がんの再発リスクを高めます。
規則正しい生活リズムを作る。1日7〜8時間の睡眠を確保する。夜更かしはしない。
寝る前にスマホやテレビの画面を見ない(ブルーライトがメラトニンの分泌を抑制)
メラトニン(睡眠ホルモン)は抗がん作用があるとされており、
特に夜間に分泌されます。質の高い睡眠は、がんの再発予防にとても大切です。

4. バランスの取れた食事
野菜を多く摂り、加工肉や過剰なアルコールは控えたい。アルブミンは4以上に上げたい。
特に、食物繊維を多く含む食品は大腸がんや胃がんのリスクを下げます。
また、がんの栄養である糖質を減らす。尿PHはアルカリ性の7以上に維持したい。
● 抗がん作用のある食品
がんの再発予防には、炎症を抑え、免疫力を高める食材を積極的に摂りたい。
緑黄色野菜(ブロッコリー、ほうれん草、人参など):抗酸化作用がある。
トマト:リコピンが豊富。
大豆製品(納豆、豆腐、味噌など):イソフラボンがホルモンのバランスを整える。
青魚(サバ、イワシ、サーモンなど):オメガ3脂肪酸が炎症を抑える。
きのこ類(シイタケ、舞茸、エリンギなど)
緑茶:カテキン。
● 避けるべき食品
加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど):発がん性がある可能性。
白砂糖を多く含む食品や炭水化物:がん細胞は糖を好むため、血糖値の急上昇を防ぎたい。

5. 免疫力を高める自然療法
補完代替療法として、免疫力を高める自然療法も注目されています。
漢方療法:
がん細胞は酸素が大嫌いで糖分が大好物ですから、
酸素を全身に運ぶ血液を浄化し流れを良くする漢方を必ず合方しています。
また、十全大補湯や補中益気湯などを免疫調整に利用することもあります。
健康食品:
現在、さまざまな民間療法、補完療法、免疫療法などがありますが、
日本の健康食品の多くは毎年のように生まれては10年もあれば、消えているようです。
私共ですすめているのは50年以上の歴史があります。また、2~3件の病院程度ではなく
10校以上の大学を含む学会発表が100件以上もあるのが特徴です。マクロファージや
NK細胞を活性化し、免疫調整作用を強くする。肝臓を良くして補体をつくる。
そして水溶性リグニンの働きが特筆されます。

白血球(WBC)には5つの血球成分から成りますが、
好中球とリンパ球で白血球の90%以上になります。
好中球が細菌をやっつけて、リンパ球がウイルスやがん細胞をやっつける。
好中球が少なくなり過ぎると、細菌感染しやすく、治りにくく肺炎がこわい。
抗がん剤や放射線、そして難しい手術では好中球もリンパ球も低下します。

とくに抗がん剤は、効果判定を早目に(1~2か月以内)することと、
少量(2分の1から5分の1)にすることを考えて欲しいです。
病院では好中球が下がり過ぎないことだけを注意されます。
好中球は1500以上は欲しい。1000がギリギリで600が危険なラインです。
しかし抗がん剤などでがん細胞をやっつけるリンパ球も下がり過ぎると困るのです。
低下したリンパ球は免疫と運動によって上がることが期待されます。
好中球/リンパ球の比率は1.5以下にしたい。

まとめ
がんの手術が成功しても、それで終わりではありません。再発を防ぐためには、
• 心のケアを大切にすること。頑張り過ぎないことも大切です。
• 生活習慣を改善すること(健康的な食事・運動・禁煙・ストレス管理など)
• 特にしばらくは定期検診を受けること
• 補助療法を適切に受けること
「手術が終わったからもう安心」と思わず、適切なケアを続けることで、
がんの再発を防ぎ、より良い生活を送ることができます。
今できることから少しずつ始め、再発しないすてきな人生を築いていきましょう。


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