腰痛・ヒザの痛み

腰痛・ヒザの痛みの原因、治療、漢方治療について述べます。
脊柱管狭窄症、脊椎すべり症、坐骨神経痛、椎間板ヘルニア、アスリートの痛み、
脳血管障害の後遺症、変形性膝関節炎・関節症、骨粗鬆症、ギックリ腰 など

高齢になれば何処かに痛みがあるもので、いろいろな症状を訴えて来店されます。
また、若いアスリートで過度の疲労や関節・筋肉の酷使により痛めて来店する人もいます。
老化の予防・治療、アスリートにも皆さんを元気に活動できるようにするのが漢方です。
病態を改善するので、脳をブロックするだけの鎮痛剤との違いは大きいと思われます。

1.脊柱管狭窄症、脊椎すべり症、坐骨神経痛、椎間板ヘルニア
人間の老化は多方面にわたり、症状も種々様々に現れます。
腰椎から始まると、症状は足腰に発生します。
頸椎から始まると、症状は肩や腕に発生します。
患者さんによると、腰から膝、首から手へ痛みが走り痺れるようです。

脊椎管狭窄症や脊椎すべり症とは、背筋の縮みと硬化のため、
筋肉が伸びず真ん中の椎骨の圧迫が発生すると考えます。
漢方で周囲の筋肉を軟らかくし、緊張を緩めることが大切です。
血流を良くし、筋肉が縮まらないように芍薬を上手に使わなければいけません。

ある関節からピッと痛みが走るとか、膝から下が腫れて痛いなどの遊走痛(しびれて走る)。
疎経活血湯は、椎骨の圧迫骨折の後に始まる遊走痛に良く、神経の機能を改善します。
ことに酒飲みで元気な人のこの症状に効果が得られます。でも酒の飲みすぎは注意です。
勿論、ふるえにも効きます。酒はほどほどという人には独活寄生湯で症状を改善します。
これらには桂枝茯苓丸や第一加減や五積散などの適した処方を合わせるのがコツです。

2.アスリートの痛み
体重がかかり酷使される腰、膝関節、股関節や指関節などが障害を受けやすいため、
太った人の膝や股関節、力士の膝や腰椎、ピアニストやタイピストの指、
テニスやゴルフ、野球選手の肘などがかかりやすいわけです。
また長時間の悪い姿勢も原因になります。
漢方は回復を早めますが田七と共に数日の安静は必要なことがあります。

20歳前後の体重は50㎏だったのに現在は70kgと10%以上太ると
元々50kgを支える設備しかないのに70kgの重さがかかり足に負担がかかっている。
ですからなかなか治りにくい人ですとか、骨と骨の先がすれているかと思われる人、
曲げるとカクンカクンと音がする人などは、若い時の体重よりも増えている人が多いです。

3.老化によるもの
高齢になると、どうしても血液の製造能力が落ちて骨髄の栄養が足りなくなります。
ということは循環の改善を相当良くしなくてはいけない。
四物湯を含む漢方処方は、造血効果を期待できます。
血が増えると体全体の栄養が良くなり機能も改善できるのです。
服用すると短期間で顔色の良くなる人が多いですよ。

感覚が悪く、よく躓く、本人は足を上げたつもりが十分に上がらず転ぶなど
漢方薬は老化による骨老化や圧迫骨折、神経痛、筋肉の減少による筋力の低下など
漢方薬の長期間服用で筋肉や骨が強くなる様に思われます。
坐骨神経痛、痺れ感、体力低下、起床時の腰痛、夜間の目覚め、物忘れなど、
とにかく老化が原因だと思われる病気には漢方をおすすめします。

4.脳血管障害および後遺症
筋肉が硬化し、関節の動きがスムーズでなくなり、運動障害が出て、動作が鈍くなります。
一番困るのが足の親指が地面から離れなくなることです。だから引っかかるのです。

膝から下の後遺症にも駆瘀血剤や独活寄生湯または補陽還五湯、続命湯などを使います。
そうするとリハビリの痛みが和らぎます。少々時間はかかりますが良くなったと喜ばれます。
再度の脳血管障害を予防するため血流を良くすると同時に、止血作用も
確認されている田七の併用をすすめています。両方の作用があるのが卓越なのです。

5.変形性膝関節炎、関節症
老化により付近の血管が脆くなり、滑膜での代謝が悪くなる場合。
結果として関節貯留液の汚れも発生します。
関節貯留液の濁りが出ると、その濁りを薄めるため水腫が起きます。
越婢加朮湯や防己黄耆湯、腸癰湯などの煎じ薬で関節の水を抜かなくても済みます。

水滞で関節の動きが大きくなるため、関節内では骨端に異常が発生します。
それら軟骨のささくれも落ち着きます。まずは、現状維持も大切です。
漢方では、二次的に発生するO脚やX脚も力が入るようになると喜ばれます。
ずいぶん良くなってからは、煎じ薬をエキス顆粒にスイッチしても大丈夫です。

6.骨粗鬆症
骨の老化の一面は、造骨と破骨のバランスが崩れ、骨密度が低くなることです。
漢方薬にイオン化カルシウムを併用すると不思議なほど皆さん骨密度が改善します。
3ヶ月あれば効果が分かることが多く、遅くても半年では効果判定して欲しいところです。

椎骨のレントゲン写真を見ると、
骨の上下が白く光り中央部が黒く何も無い様に見えます。
そのまま進むと圧迫骨折が始まります。いつの間にか身長が低くなっている人は要注意です。

腰痛・ヒザの痛みの漢方薬治療は?
冷え、血流、老化に対しては西洋医学よりも漢方の方が有効だと思われます。
例えば、ギックリ腰の初期などは漢方薬とくに煎じ薬では速効性がありますが、
老化が原因の場合は、筋骨を強くしていくのですから
効果が早くみえたとしても長期服用することをおすすめしています。

漢方では、関節の発赤や熱感の有無、関節の水腫の有無
急性のものか慢性化して難治性のものか、寒証型・熱証型など
そして、冷えや血流、老化が関係しているかによって類別します。
さらに個人個人の体質を考慮して漢方を合わせるようにしています。
なお、重症でしかも炎症が強い場合は数日の安静は必要です。血液検査値もお知らせ下さい。

ほとんどの場合、上記の処方を2つか3つを組み合わせることが多いです。
効果の早いことも有りますが、慢性の場合、まずは3ヶ月を目安に効果判定をしたいですね。
処方が2種類の場合でも金額は同じにしています。

詳しくはお問合せフォームからご質問下さい。



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