変形性(膝)関節症

変形性関節症、膝痛・肘痛・股関節痛の
原因、症状、治療、漢方治療について述べます。

変形性関節症とは、関節のクッションである軟骨が変性し(軟骨がすり減る)
筋力の低下なども要因となって、関節の炎症や、変形により痛みを生じる病気です

変形性関節症になるのは、
長年、体重が加わり酷使される関節にとって宿命的なことです。
そして、この症状が現れた後無理をすると、必ず悪くなっていくものです。

変形性関節症が実際に多く見られるのは、膝と股関節です。。

指関節の変形性関節症は
指のいちばん先の関節だけの痛み、腫脹、変形などが特徴です。

この変形をヘバーデン結節といい、ほとんどが更年期の女性に発生します。
変形と痛みが指のいちばん先の関節だけなので、関節リウマチとの区別は簡単です。

ここでは、変形性関節症のなかでも最も多い変形性膝関節症を主に述べます。


変形性(膝)関節症の症状は?

軟骨の変性があると、初期には
座った姿勢から立ち上がったときや歩き始めようとしたときに痛みます。

この痛みは歩行になれると消え、疲れると再発し、休むと消えます。
痛みは膝の内側に多く、やがて歩行時や階段を降りる時に痛みを訴えます。

さらに、 症状が進むと膝関節に関節液が貯留し(関節水腫)
大量に溜まると、これだけで関節は張った状態になり痛みが増し曲げにくくなります。

次第に正座が出来ない、膝が伸びない状態になり、
膝が不安定性になり、徐々に進行して歩行困難を呈します。

さらに進むとO脚やX脚といった変形を生じ、痛みのため歩行が困難になります。


変形性(膝)関節症の原因は?

変形性膝関節症には一次性変形性膝関節症と二次性変形性膝関節症があります。

①一時性変形性膝関節症
変形性膝関節症の多くは、筋肉の衰えや肥満、無理な動作、老化など
多くの要因が絡んで膝の負担になり、膝の関節軟骨がすり減って発症します。
このように原因がはっきりしないものを一次性変形性膝関節症といいます。

②二次性変形性膝関節症
けがや病気など原因がはっきりしているものを二次性変形性膝関節症といいます 。

体重がかかり酷使される膝関節、股関節や指関節などが障害を受けやすいため、
ふとった人の膝や股関節、力士の膝や腰椎、ピアニストやタイピストの指、
テニスやゴルフ、野球選手の肘などがかかりやすいわけです。

関節の軟骨部分は継続的に崩壊と再生を繰り返します。
若い人では軟骨の崩壊と再生が同じ割合で起こり、関節は健全な状態を保ちます。

しかし、加齢が進むと再生の割合が崩壊に追いつかなくなると同時に、
軟骨はその柔軟性を失っていきます。

この状態が続くと最終的には骨を保護する軟骨がこ失われ、
骨はこすりあって痛みや滑膜の炎症を引き起こすのです。



変形性(膝)関節症の治療は?

関節の磨耗、老化などが原因ですので、残念ながら現在のところ、
関節を若返らせるような根本的な治療法はありません。

現在の治療は、痛みをやわらげ、残された関節の機能の低下を防ぎ、
これ以上進行させないことが目的です。

したがって、関節にかかる負担をできるだけ少なくすることが、
この病気の予防と治療にとって大切です。ふとりすぎは、関節に大きな負担となります。

運動療法は関節周囲の筋力をつけて関節にかかる負担を軽くし、
また関節が固まるのを防ぐためにも、適切に根気よくつづけることが大切です。

温熱療法は血流をよくし、筋肉の緊張をとり関節の痛みをやわらげます。
入浴中には、関節を十分動かすように心がけます。
杖、装具の使用も関節への負担を軽くします。

痛みには副腎皮質ステロイド薬の関節内注射に効果がありますが、
頻回にくり返すと、急速に変形が進行する副作用があります。
注射は1週に1回、4~5回が限度です。

鎮痛消炎薬の内服、坐薬も、痛みの軽減に使用されます。
このような治療を行なっても、痛みが強くなり変形が進むときには、
荷重部位を変えたり、関節の適合性を良くするための骨きり手術があります。

60~65歳以上の高齢者で、関節の破壊がひどく進んでしまったときには、
人工膝関節、人工股関節による関節形成術が行なわれます。

関節の破壊がひどく、日常生活にかなりの制限をきたし、
夜間に痛みのため目覚めてしまうような変形性股関節症にとって、
人工関節は効果的な治療の一つとなっています。


変形性(膝)関節症の漢方薬治療は?

変形性膝関節症の漢方薬治療としては

関節に発赤や熱感のないもの
関節に発赤や熱感のあるもの
関節の水腫のあるもの
慢性化して難治性のもの
寒証型・熱証型などによって類別します。

◇十全大補湯
◇大防風湯
◇防已黄耆湯
◇越婢加朮湯
◇桂枝茯苓丸
◇大黄牡丹皮湯


変形性(膝)関節症のもう一つの見方

体内では、軟骨細胞が軟骨の崩壊を引き起こすサイトカインや
それによって誘導される各種酵素の産生・放出を調節しています。

変形性関節症の進行を抑える一つの方法として、
このサイトカインや酵素の活性を抑制することが考えられます。

この治療と抗炎症治療を併用することで、
たとえ変形性関節症の進行が始まっていたとしても、
痛みがやわらぎ、関節の機能を保持できる可能性が生まれます。

痛みの大きな原因の一つは炎症であり、
炎症の原因の一つに自己組織の破壊が挙げられます。

炎症を根本的に鎮めるには、
炎症の原因となる組織破壊をいかに調節・抑制するかが重要です。

組織破壊を抑制するには、各種サイトカイン、MMP、活性酸素、
血管新生を抑制或いは調節することが重要です。

MMP(マトリックスメタロテアーゼ)の産生・放出による組織破壊

変形性関節症や関節リウマチ等の関節内では、
インターロイキン等のサイトカインの刺激により、
骨・軟骨を分解する各種MMPが生産されています。
これらの酵素の作用により、軟骨・骨が障害され関節機能の障害が進行する。

関節破壊に関与する代表的なMMPは、
MMP-1.2.3.8.9やアグリカネースなどが知られている。

活性酸素による組織破壊
炎症部位では、02 ̄、H2O2、 ̄OH等の活性酸素が産生され、
これらが軟骨等の組織破壊に関与している事が明らかになっています。

血管新生
変形性関節症では骨髄側から軟骨層への血管新生が誘導され、
軟骨が石灰化する事により関節機能が障害を受ける。

関節リウマチでは
サイトカインで刺激された滑膜増殖と血管新生による骨破壊が誘導されます。


漢方誠芳園薬局では漢方薬と共に併用をお勧めしているものがあります。
栄養補助食品ですので効能効果は言えません。ここでは成分の紹介をします。


緑イ貝抽出脂質(ジーメル)GMEL
ニュージーランドで生息する緑イ貝(学名:ペルナカナリキューラス)は、
美しい神秘的な緑色をした二枚貝で、原住民のマオリ族の間では、
昔から健康維持とスタミナ源として食されています。
緑イ貝抽出脂質はニュージーランド国立オタゴ大学で研究開発され
その作用についてニュージーランド、日本で研究がすすめられています。

鮫抽出脂質(マコリピン)Macolipin 鮫から抽出した脂質
ω3系脂肪酸やリン脂質による特殊な組成比によって構成されています。
ニュージーランド国立オタゴ大学医学部と政府直属の研究機関の
インダストリアル・リサーチリミテッドにより研究開発された鮫抽出脂質です。

デビルズクロー Devil's claw南アフリカを原産とするゴマ科の多年生植物。
大きな球形の塊茎をつくり紫又は赤のラッパ型の花を咲かせます。
1958年に健康増進の働きを持っていると証明されて以来、利用が広まっています。

キャッツクロー Cat's claw南米ペルー原産の蔓性植物で
先住民が「健康を守る植物」として、重用している薬用植物です。
樹皮から抽出した成分が健康を増進させます。

以上を配合した栄養補助食品です。飲みやすい粒で、1箱12000円です。

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